忍者を題材にした漫画は日本にたくさんあります。
NARUTO、忍空、忍者ハットリくん、忍たま乱太郎・・・
皆さんはどれが好きですか?
忍術や道具を駆使し、悪者を成敗したり、戦争で活躍したり・・・
昔の日本版のスパイ的な印象があって、忍者はすごくかっこいいですよね!
忍者はかつて日本に実在し、その記録も残っています。
しかし、私たちのイメージと実際の忍者は同じなのでしょうか?
今回は忍者についてまとめてみました。
忍者はすごいんだよ!影分身の術でしょ、写輪眼でしょ、穢土転生でしょ・・・
・・・少し荷が重いかもしれないね・・・
目次
忍者は実在した?
忍者は主に室町時代から江戸時代にかけて活躍しました。
当時は「忍び」と呼ばれていたのが、昭和以降、小説などで「忍者」という呼び方がされ、今に至ります。
忍者といっても色々で、戦争のない平時から忍者を雇用していた大名もいれば
合戦の兆しがあったときのみ臨時雇用される忍者
必要に応じて派遣される、派遣型の忍者が居たそうです。
忍者はプロフェッショナルだね!
どちらかというと専門職という立ち位置だったようだね
忍者の任務
身体能力だけでなく幅広い知識を持つ忍者はいつも大忙しです。
忍者の主な任務について挙げてみました。
諜報活動
インターネットなどもちろんない時代。
敵の情報を知ることは非常に困難でした。
敵地に潜入し、敵の情報を探ることは忍者の主要な任務だったのです。
特に戦国時代などは、忍者から得られる情報をもとに戦い方を考えていたとも言われています。
調略活動
嘘の情報を流して、敵を混乱させる調略活動も忍者の仕事でした。
戦は起きないよ!なんていう噂を流して敵を油断させたり、裏切り者が居るとの噂を流したり・・・
いやぁ・・・怖いですね・・・
防諜活動
自分たちが忍者を送り込むということは、自国にも忍者が潜入していると考えなければなりません。
そこで、自国で暗躍する忍者を見つけ出して倒したり、裏切り者を見つけ出すことも忍者の任務でした。
忍者だからこそできた仕事かもしれませんね。
破壊工作
敵の戦力をそぐことも重要な仕事です。
敵地の建物や兵糧庫に火をつけたり・・・
時には敵地に落とし穴を作って、敵の動きをとめる行動もしました。
どっちかというとスパイみたいな感じなのかな?
そうだね、特に戦国時代では自分たちが生き残るためにも情報はかなり重要だったんだ!
忍術・逃走編
このような任務で一番大事なのはなんだと思いますか?
それは、逃げ切ること
せっかくの諜報や調略も捕まってしまえば台無しです。
万が一見つかると忍者は全力で逃げます。
だから忍術も逃げたり隠れたりするものがとても多いのです。
「え?火遁の術とか言って火を噴くんじゃないの?」
吹きません。
〇〇遁の「遁」は逃げるという意味の「遁走」の遁なのです。
がっかりさせるかもしれませんが、リアルな忍者を見てみましょう。
火遁の術
草原の草や屋敷など手近なものに火をつけて注意をそらしたり、相手を足止めします。
火は吹きませんが、ある意味それより危ないです・・・
屋敷に火・・・!?それって放火・・・??
木遁の術
樹木や田畑などに隠れて敵をやり過ごします。
ちなみに木の葉に隠れるのを「木の葉隠れ」
木登りして隠れることを「狸隠れ」といい、
これらも木遁の一種です。
かくれんぼに近いよね・・・
水遁の術
池や川に潜り、身を潜めます。
頭の上に蓮の葉を乗せればバッチリです!
水を利用したものを水遁というため、池に石などを投げ込み、気をそらして逃げることも水遁の一種です。
バッチリて・・・いや、見つかるでしょ・・・
土遁の術
土地の起伏などを利用して隠れます。
ちなみに、岩の裏に身をひそめることを「ウズラ隠れ」の術といいます。
「術」っていうのかな・・・
金遁の術
お金をばらまいて、追手がお金を必死に拾っているスキに逃げる術です。
金属を利用することが金遁なので、有名な「マキビシ」も金遁の一種です。
お金拾わないでしょ!
とりあえず5個紹介しました。
ちなみに〇〇遁シリーズは30個あります。
〇〇隠れというのも遁術の一種であることが多いです。
ちなみに、「観音隠れ」というのがあって、木や壁に隠れて、着物の袖で顔を隠し目を半開きにすると、意外に見つからないとのこと・・・
これらをみてかくれんぼみたい!と思った人も多いでしょう。
でも、考えて欲しいのは、当時の夜は皆さんが想像してるより暗いです。
特に月が出ていない日なら、これらの方法も非常に有効でした。
〇〇遁シリーズは「とにかく何でも利用して逃げろ」というメッセージのような気がします。
忍者のお話しはまだ続きます!