ダイエットは肥満体型の人間の大きな課題です。
ダイエットなどしなくても何とか生きていける!だから続かない・・・
そんな矛盾を抱えながら、何度も何度も向き合ってきましたよね。
最近の流行は糖質制限ダイエット。
毎日の食事から、お米などの糖質を減らしてダイエットする方法ですね。
でもお米は日本人の主食。
お米を減らしても本当に大丈夫なんでしょうか?
今回は糖質がどういうものなのかについてまとめました。
最初に言っておきますが、私は太っています。
その前提でこの記事をご覧ください。
突然の「私は太っています」宣言・・・どうしたの?
なんとなくね・・・ともに戦おうという気持ちがあふれたよ・・・
目次
どうして太るのか
糖質が肥満の原因
まずは太る原因から考えていきましょう。
「そんなにカロリーの高いものばかり食べて・・・」
「お肉ばかり食べるから太るんだ!」
肥満の原因は長らく高カロリーや高脂質によるものだと考えられてきました。
しかし、現在では肥満の原因ははっきりとしています。
原因は糖質です。
糖質が肥満の原因というのは、今や世界の常識なのです。
なぜ糖質が必要なのか
糖質は人間の体にとって非常に重要なものです。
なぜなら、人間はブドウ糖と酸素を反応させてエネルギーを作り出すからです。
私たちが食事で糖質を摂取すると、糖質はブドウ糖に分解されます。
ブドウ糖は酸素と反応しATP(アデノシン三リン酸)という物質を生成します。
このATPが身体を動かすエネルギー源となります。
つまり、人間の体は糖質を「必要なエネルギー源」と考えているのです。
蓄積される糖質
糖質は確かに重要なものです。
しかし、糖質を必要以上に摂取すると、エネルギーとして使われなかった「ブドウ糖が余る」という現象が起きます。
余ったブドウ糖はインスリンの働きでグリコーゲンに替えられ、筋肉や肝臓に蓄えられていきます。
さらに、蓄えられないほど余ったグリコーゲンは、脂肪として体内にため込まれていくのです。
人間の体は糖質を重要なものと認識しているがために、排出もされず、蓄積されていく。
これが肥満です。
痩せるためにはどうするか
ここまで読んで頂ければどうすればいいか想像できますよね。
例えば、糖質を制限すると、人間のエネルギー源であるブドウ糖が不足します。
そうすると貯蔵していたグリコーゲンをブドウ糖に戻したり、脂肪を燃やしてエネルギーとするのです。
だから糖質制限をすると肥満の解消になるという仕組みです。
ここでは糖質制限を例にしましたが、運動してエネルギーを使用することも同じ理屈です。
ため込んだ脂肪をどうやってエネルギーとして燃焼させるか これがダイエットの命題なのです。
仕組みはすごくシンプルだね!体にとって悪いことだと判断しないから大変なんだね・・・
脂肪をつけるのは人間の体の仕組み・・・人間の知恵が肥満を生み出したんだ!
主食が米という辛さ
人間はそもそも炭水化物に向いていない
人間は本来、狩猟採集民族です。
獣を襲い、魚や貝を食べ、木の実や植物を採集する生活を12,000年続けてきました。
稲作を始めたのはここ2千年程度、弥生時代のお話です。
人間は賢さゆえに、農業を発明し、効率よく食物を確保する方法を考えだしました。
何が言いたいかというと、人間の体はそもそも大量のお米を食べるようにできていないのです。
肥満の大敵・お米
日本人の食卓にほぼ毎回存在するお米。
お茶碗に入ってキラキラと輝く白米はとても魅力的です。
先ほど述べた通り、人間の体は糖質が大好きです。
なぜならブドウ糖を手に入れるためにこれほど手軽な食べ物はないからです。
そんなお米を人間が主食に据えたのは人間の宿命とさえいえるでしょう。
でも考えてみて欲しいのは、農業が発明されるまで、そもそもお米をそこまで食べなかったのです。
つまり、お米そのものは食べなくてもいいはずなのです。
人間は糖質を手に入れるために知恵を絞ったともいえるよね・・・
そうだと思うよ・・・糖質を知らないから糖質を摂りまくる・・・ある意味で最近の肥満は糖質の恐ろしさを知るために必要な時代だったのかもしれない
糖質などいらねぇ
そもそも取る必要がない
でもお米は日本人の主食でしょ?
食べないと元気でないよ・・・
炭水化物をとらないと体に悪いんじゃ・・・
頭がさえないんじゃ・・・
全然そんなことないです。
人間はそんなにヤワじゃないです。
ブドウ糖が不足すると体内のグリコーゲンをブドウ糖に戻してエネルギーにします。
さらにグリコーゲンも枯渇すると脂肪をエネルギーにします。
大体からして、糖質を全く摂らない生活などできません。
だから、糖質が多い食べ物をそもそも食べなくても生きていけます。
少なくとも太っているあなたは確実に安心してください。
あなたは身に余る大量の燃料タンクを持っているのですから・・・
糖質中毒
人間は狩猟採集時代、常に飢えと戦ってきました。
人間はエネルギー源である糖質をとると脳が快楽を得るようにできています。
生きるための本能として、糖質を欲するようにできているのです。
実際、糖質を取って血糖値が上昇すると、ドーパミンやセロトニンが放出され、脳が快楽を得ます。
そして、この現象は体に十分な糖質があっても同じです。
いわゆる糖質中毒で、人が食べ過ぎたり、肥満になる大きな原因です。
老化の原因
老化の原因に「糖化」という現象があります。
これはタンパク質がブドウ糖と結びつくことで劣化する現象です。
糖化が起きると、AGEと呼ばれる物質が生み出されます。
AGEは日本語でこのように言われます。
「終末糖化産物」
AGEは体の組織を壊し老化させるという非常にやっかいな物質なのです。
このAGEが蓄積すると、シミやシワ、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞、がんなどあらゆる病気を引き起こすリスクを高めます。
そしてこのAGEが多く含まれる食べ物があります。
その見分け方は「高温で調理したか」
高温で調理すればするほどAGEは増えます。
フライドポテト、ポテトチップなど、糖質が高いものを揚げたり焼いたりしたものは特に注意しましょう。
燃料タンク減らそうね!
本当に減らしたいよ・・・
次回に続きます!