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人物

最後の将軍・徳川慶喜②~趣味を楽しみながら大正まで生きた後半生~

前回の記事はこちら!最後の将軍・徳川慶喜①~難しい時代に生まれて「敗者として終えた幕末」~ 謹慎生活のはじまり 慶喜、静岡へ 江戸城を無血開城した慶喜。 徹底抗戦を主張する幕臣らの声を抑え、新政府に従うことを表明します。 徳川一門や諸大名らの嘆願が功を奏し、慶喜は命を助けられます。 しかし、助命の条件の中に水戸で謹慎生活を送るというものがありました。 こうして慶喜は水戸に移り、謹慎することになりま […]

最後の将軍・徳川慶喜①~難しい時代に生まれて「敗者として終えた幕末」~

2024年中に発行が予定されている日本の新紙幣。 1万円札の肖像は1984年から福沢諭吉でしたが、ついに交代ですね。 新しい肖像は日本資本主義の父と言われる渋沢栄一。 渋沢栄一は幕末から明治にかけて活躍した人物です。 2021年の大河ドラマ「青天を衝け」でも取り上げられましたね。 渋沢栄一は日本で初めて銀行を創設するなどの功績で有名ですが、もう一つの顔がありました。 それは、最後の将軍・徳川慶喜の […]

あなたならどうする?「荒木村重」~妻子も家臣も見捨てた男~

太刀を引き抜いた信長は、手近にあった「おまんじゅう」をその太刀で貫き、目の前の男に突きつけました。 すると男は、平然と口を開け、そのおまんじゅうを食べ始めたのです。 その男の名前こそ今回取り上げる「荒木村重」。 裏切りと策謀の末に信長に抜擢されながら、最終的に信じられない裏切りを起こした人物のお話です。 こぶた 人のおまんじゅうを食べちゃダメってことだね? ぶたちく先生 まぁそれはそうだよね・・・ […]

シモ・ヘイへ~フィンランドのために戦った凄腕の狙撃手~

ベストセラーとなった「同志少女よ、敵を撃て」 これはソ連の女性狙撃手が主人公の物語です。 実際にソ連にはリュミドラ・パヴリチェンコという女性スナイパーが実在し、第二次世界大戦で活躍しました。 他にも狙撃兵として名を馳せた人物はたくさんいます。 そんな中、今回ご紹介するのは圧倒的な戦果を誇るフィンランドの軍人「シモ・ヘイへ」 「白い死神」と恐れられたヘイへはどんな功績を残したのでしょうか? こぶた […]

最後の殿様・浅野長勲②~明治も全力!人生の全てを日本に捧げた男~

前回からの続きです! 前編はこちら!「最後の殿様・浅野長勲①~猛者の集う幕末で貫いた信念~」 時代は明治を迎えます。 明治維新は大名、公家、市民問わず、その生活が一変します。 では長勲の生活はどのように変わったのでしょうか? こぶた 日本でこの時ほど劇的に生活が変わったことはないんじゃない? ぶたちく先生 今みたいにメディアもないから、庶民たちは急激な変化を外国人に日本が乗っ取られた、と考えた人も […]

最後の殿様・浅野長勲①~猛者の集う幕末で貫いた信念~

みなさんは幕末と言えば、誰を思い浮かべますか? 坂本龍馬、新選組、西郷隆盛、徳川慶喜・・・ もう既に錚々たる顔ぶれですね・・・ 今回ご紹介するのは、浅野長勲(あさのながこと)。 第12代広島藩藩主で、明治、大正、昭和を生き、「最後の殿様」と言われています。 どちらかと言えば知らない方のほうが多いかもしれませんが、明治維新における長勲の存在は非常に大きかったと言われています。 長勲はどんな人物でどん […]

ジャンヌ・ダルク~僅か3年の活躍が600年間語り継がれるフランスの英雄~

17歳で戦場にでて、19歳で処刑されたジャンヌ・ダルク。 現代では考えられない人生です。 しかし、彼女の人生は、時代や国、宗教を超えて今も語り継がれています。 嘘みたいな漫画みたいなゲームみたいな話ですが、今回はジャンヌの生涯についてお話ししましょう。 こぶた 本当に漫画の設定みたいだね・・・ ぶたちく先生 絶体絶命のフランスに突如現れて、戦況をひっくり返したからね・・・ 戦場に向かう少女 ジャン […]

デンマーク王国~ナチスに負けるな!古い歴史を持つ王室と国民の不屈の戦い~

世界には197の国があります。 では、日本の皇室のような「王室」はいくつあるか知っていますか? 答えは27です。 その中でも日本の皇室は最も長い歴史をもっています。 もちろん、歴史が長いから貴いのだ、というつもりはありませんが、一つの王朝、王室を長く続かせることの難しさは、世界の歴史が証明しています。 他にはイギリス王室も長い歴史を持つことで有名ですが、実はイギリス王室は歴史の長さとしては3番目に […]

マルティン・ルーサー・キングJr~アメリカ合衆国の理不尽な常識と戦った真の愛国者~

日本人にとって、「人種差別」はあまりピンとこない言葉かもしれません。 しかし、世界では、合法的な人種差別がありました。 世界最大の経済大国であり、軍事大国であるアメリカ。 「自由の国」を標榜するこの国でも、合法的に黒人を差別することが認められている時代がありました。 それもたった、60年前まで・・・ 「キング牧師」と呼ばれる、マルティン・ルーサー・キングJrは黒人差別の解消を目指したアメリカ人の牧 […]

今川義元「過小評価されすぎ?」~桶狭間に散った東海一の弓取り~

JR静岡駅のすぐ近くにある、駿府城公園。 駿府城は江戸時代に入ってから築城され、徳川家康が隠居後に居住した城でもあります。 しかし、私は「駿府」と聞いたときに最初に出てくる大名の名前があります。 「今川義元」 桶狭間に散った、その話で彼はあまりに有名です。 今回は、そんな今川義元についてのお話です。 こぶた うーん・・・今川義元の名前と、信長に負けたことしか知らないよね ぶたちく先生 歴史は勝者が […]