CATEGORY

歴史

歴史上の事件について書いた記事です。

地政学から国を知ろう・日本編③~現代の日本は本当に平和だろうか~

前回の記事はこちら!:地政学から国を知ろう・日本編②~大きな悲しみと刻まれた教訓、占領された日本~ 第二次世界大戦に敗戦し、史上初めて占領された日本。 戦後は平和主義を国是とし、復興の一歩を踏み出します。 しかし、当時、既に始まっていた冷戦に翻弄されながら日本の戦後は進んでいきます。 結果、今の日本は平和でしょうか? 戦争していないという意味での平和は間違いないでしょう。 ただ、周辺国の脅威にさら […]

地政学から国を知ろう・日本編②~大きな悲しみと刻まれた教訓、占領された日本~

日本の歴史・太平洋戦争終結まで 明治維新まで、日本はほとんど外国との戦争がありませんでした。 しかし、私たちは明治から昭和20年まで日本がたくさん戦争したことを学びますよね? どうして急に戦争をするようになったのでしょう? 事情が変わってくる 明治維新があった19世紀、世界は帝国主義の時代でした。 日本にとっての最初の転機は、ロシアのアジアにおける南下政策です。 ロシアという国の最大の問題点は「不 […]

地政学から国を知ろう・日本編①~海というバリアで守られた国~

ロシアとウクライナの戦争が長期化していますね。 日本でも他国から侵攻を受けるリスクが考えられ始めるなど、日本にとっても大きな意味を持つ戦争になっています。 そんななか、「地政学」という言葉をよく耳にするようになりました。 地政学とは、地理的条件を重視しながら国際政治を考える、という学問です。 今回は、地政学から見た日本の歴史と、現代の日本のリスクについてまとめてみました。 こぶた 地政学の本とかも […]

ムッシュ・ド・パリ「サンソン」~死刑に反対した死刑執行人~

日本で武士などが行ってきた「切腹」という行為。 これが名誉ある武士の死に様として認識され始めたのは、戦国時代の後期からだそうです。 しかし、切腹したからといってすぐに絶命するわけではありません。 そのために行われるのが「介錯」。 これは、切腹してから絶命するまでの苦しい時間が少しでも短くなるように、刀で首を斬り、早く絶命させるというものです。 ただ、介錯は非常に難しかったそうで、下手な介錯人であれ […]

アヘン戦争「清VSイギリス」~世界の強さを知った井の中のアジア~

2022年の「世界経済自由度ランキング」で1位になったのは中国の都市・香港です。 皆さんは香港がイギリスの植民地だったことを御存じですか? 香港がイギリスから中国に完全に返還されたのは1997年のこと。 わずか25年ほど前、ごく最近のことなのです。 そして香港がイギリス領になったのは1842年。 日本の占領期を数年挟むものの、約150年に渡り、イギリスの支配下にありました。 香港がイギリス領になっ […]

ベルリンの壁~ドイツ分断の象徴と冷戦の終わりを告げる壁の崩壊~

ベルリンの壁の建設 分断後のベルリン ベルリンは東ベルリンと西ベルリンに分かれていたものの、ベルリンに壁のような物理的な「仕切り」はまだありませんでした。 東ドイツと西ドイツという二つの国ができた後でさえも、東西ベルリンの移動は自由で、地下鉄や鉄道も行き来していました。 さらに、境界を越えて通勤する市民も多く、毎日約50万人が境界を越えて移動するという状況でした。 東ベルリンの住人が西ベルリンに働 […]

ドイツの分断と冷戦の始まり~ドイツの敗戦と東西ドイツの建国~

ドイツの「ベルリンの壁」を御存じの方は多いでしょう。 ベルリンの壁はベルリンという都市を分断する壁でした。 ベルリンは西ドイツの占領する西ベルリンと、東ドイツが占領する東ベルリンに分かれていたのです。 そして西ベルリンは東ドイツの中にポツンと存在する「飛び地」でした。 今回は第二次世界大戦終結からベルリンの壁ができる前までのドイツの歴史についてまとめました。 こぶた ベルリンの壁が西ドイツと東ドイ […]

最後の将軍・徳川慶喜②~趣味を楽しみながら大正まで生きた後半生~

前回の記事はこちら!最後の将軍・徳川慶喜①~難しい時代に生まれて「敗者として終えた幕末」~ 謹慎生活のはじまり 慶喜、静岡へ 江戸城を無血開城した慶喜。 徹底抗戦を主張する幕臣らの声を抑え、新政府に従うことを表明します。 徳川一門や諸大名らの嘆願が功を奏し、慶喜は命を助けられます。 しかし、助命の条件の中に水戸で謹慎生活を送るというものがありました。 こうして慶喜は水戸に移り、謹慎することになりま […]

最後の将軍・徳川慶喜①~難しい時代に生まれて「敗者として終えた幕末」~

2024年中に発行が予定されている日本の新紙幣。 1万円札の肖像は1984年から福沢諭吉でしたが、ついに交代ですね。 新しい肖像は日本資本主義の父と言われる渋沢栄一。 渋沢栄一は幕末から明治にかけて活躍した人物です。 2021年の大河ドラマ「青天を衝け」でも取り上げられましたね。 渋沢栄一は日本で初めて銀行を創設するなどの功績で有名ですが、もう一つの顔がありました。 それは、最後の将軍・徳川慶喜の […]

あなたならどうする?「荒木村重」~妻子も家臣も見捨てた男~

太刀を引き抜いた信長は、手近にあった「おまんじゅう」をその太刀で貫き、目の前の男に突きつけました。 すると男は、平然と口を開け、そのおまんじゅうを食べ始めたのです。 その男の名前こそ今回取り上げる「荒木村重」。 裏切りと策謀の末に信長に抜擢されながら、最終的に信じられない裏切りを起こした人物のお話です。 こぶた 人のおまんじゅうを食べちゃダメってことだね? ぶたちく先生 まぁそれはそうだよね・・・ […]